カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

アドレス日本一周 west[77]

投稿日:2013年2月14日

マドンナに乾杯

熊本←長崎
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 富岡半島の富岡を出発。国道324号は長崎が起点で、長崎半島の茂木港から国道フェリーで富岡港へ、そして本渡を経由し、三角が終点になっている。「茂木港?富岡港」の国道フェリーはもう1本、国道389号とも重複している。この国道389号は起点が福岡県の大牟田で終点は鹿児島県の阿久根になる。
 富岡からはその国道389号で天草・下島の西海岸を南下していく。
 山々が海に迫り、そのままストンと海に落ち込んでいる。この一帯が天草石の産地。あちこちで採石場を見る。
 下田温泉の「白鷺館」(入浴料500円)の湯に入り、大江と崎津の天主堂を見、国道266号に合流した。
 牛深温泉「温泉センター」(入浴料400円)の湯に入り、天草・下島南端、牛深の町に入っていく。熊本県では一番の水揚げを誇る漁業の町なだけに、牛深には活気があった。牛深から通天橋で対岸の下須島に渡り、日暮れの砂月海岸の砂浜を歩いた。
 牛深出発は18時30分。ナイトランで熊本へ。寒風を切り裂いてアドレスを走らせる。「牛深→本渡」間は国道266号、「本渡→天草松島」間は国道324号、「天草松島→三角」間は国道266号を走ったが、これが天草のメインルートになる。
 三角到着は20時15分。三角からは国道266号→国道3号で熊本へ。
 熊本到着は21時30分。県庁近くの「グリーンホテル」に泊まった。
 部屋に入ると、すぐさまシャワーを浴び、大急ぎでロビーに下りる。ほとんど待つこともなく、「我が永遠のマドンナ」、肥後美人の錦戸陽子さんが迎えに来てくれた。水前寺公園に近い居酒屋「五郎八」に入ると、まずは生ビールで乾杯だ。
 錦戸さんとは「道祖神」のバイクツアー、「賀曽利隆と走る!」シリーズの記念すべき第1回目、「目指せ、エアーズロック」(1993年)でオーストラリアの荒野を一緒に走った。それ以来の「我が永遠のマドンナ」なのだ。
 馬のレバー刺し、馬のホルモン、辛子蓮根など、熊本ならではの料理を次々にたいらげていく。生ビールを肥後の焼酎にかえ、グイグイ飲み干していく。錦戸さんは強いのだ。おおいに飲んで、おおいに食べて、おおいに語って。日付が変わったところでお別れだ。錦戸さんが呼んだ代行の車に乗せてもらい、「グリーンホテル」まで送ってもらった。病院での激務のあとの飲み会、錦戸さん、ありがとう!

第14日目:熊本→牛深→熊本
2008年10月14日
走行距離:341キロ(合計4,191キロ)
費用:
ガソリン 690円
天草四郎メモリアルホール 600円
松島温泉 300円
昼食 900円
下田温泉 500円
牛深温泉 400円
ガソリン 757円
カンコーヒー 120円
「五郎八」 3,900円
宿泊(朝食つき) 6,090円
合計 14,257円
総計 172,872円


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下田温泉「白鷺館」
大江天主堂


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大江の家並み
天草灘の入江に落ちる夕日


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牛深漁港
満月に向かって走る!


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馬のレバ刺し
馬のホルモン


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